
藤田貴大が初の小説集「季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛」を7月15日、河出書房新社より出版いたします。
本作は、2014年から2019年にかけて文芸誌「文藝」に掲載された5つの掌編/短編で構成されています。
本作の装幀はブックデザイナーの名久井直子さん、カバー写真はフォトグラファーの井上佐由紀さんによるものです。
動物、都市、季節、そして"毛"をテーマに描かれた作品世界をどうぞお楽しみください。
つきましては、マームとジプシーWEBショップでご注文頂いた方には、
藤田の直筆サイン入りの商品をお届けいたします。
商品発送は7月17日よりお申し込みいただいた方から順にお送りする予定です。
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「や、あのさ、あの噂って信じる?」降ってくるコアラ、増え続ける謎の自殺者、リフレインする彼・彼女の毛むくじゃらでポップな日常―――――
言葉と言葉が不思議な出会いをし、重なり、破裂し、見たことのない情景を紡いでいく。
奇妙に腑に落ちる不可解は特別な中毒性があり、何度もその中へ落ちていきたくなる。
――村田沙耶香(作家)
一行目から藤田さんの壮大な世界に誘われ吸い込まれていく、不思議感覚を覚えました。
――宮沢氷魚(俳優)
<目次>
「コアラの袋詰め」
「夏毛におおわれた」
「綿毛のような」
「冬毛にうずめる」
「産毛にとって」
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